FELIXさんと俺(後編)

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前編をご覧になって頂き有難うございます。取りあえずは、日本語のビデオを発見してしまい、私が色々な事が頭によぎったのは間違いない。FELIXは、俺の睨んだ通り本物のアーティストであった。モノホンと、共に時間を過ごすと創造力はレベルアップすると実感した。

取りあえずは、用事と心を落ち着かせる意味を込めてオランダに来てから御世話になりまくっているオランダのデンハーグ在住の先輩に電話をした。日常の事も含めて身の上を心配して下さっており、貴重なアドバイスを頂くが、普段から人の話を聞かない俺だが、いつも以上に集中出来なかった。いつも本当に面倒ありがとうございます

さてFELIXさんが、アツシに見せたい物があるといい持ってきてくれた本があった。タイトルは「The body」アート本ではあるが、中身は男性、女性の淫美なものがドアップで沢山載っていた。パラパラとページを捲り、俺はただただ「OK。。。」というしか無かった。

だが、これに調子を良くしたのか、今度はアツシに日本の漫画を翻訳して欲しいとお願いがきた。 これなら大丈夫と、快く承諾。だが、持って来た漫画は日本語であったが、タイトル、中身すごかった。

タイトル「きんにくおとこ」 ネット通販で購入したらしい。

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写真は勿論、撮れません。中身もコメントも出来ません。あまりにも積極的過ぎでした。俺は男女がどちらの性別を好きだろうが、いい人で楽しく呑めたり話せたりする人なら関係ない。だが、俺にこの翻訳を頼むのはやめて欲しい。心から思った。

だが、これはもっとFELIXさんを知る機会だと思って、その後に色々と質問した。本当に素直に答えてくれた。誠実であった。最初は女性とお付き合いして居た事や、女性と男性は理解出来るポイントが男性同士と比較しても関係性を築く事が困難な事。男性と居る方が会話や考えも共有出来て心が落ち着く事etc かなり長丁場で話したので、簡易的にしか書けないが非常に分かり易く明快な答えで、納得出来る話でもあった。

オランダは個人の気持ちや裁量を大切にするお国柄である。FELIXさん、男性を好きだという気持ちに正直に生きてきただけの話である。

「きんにくおとこ」を見せられてなんだか、FELIXさんの話は本当にスマートで優しいお方だった。だが、俺の太ももを触るのだけはやめてほしかった。FELIXさんが夕飯を買いにこうというタイミングを見計らい、俺はナイキの短パンから自分の長ズボンに履き替えた。俺は、この時FELIXさんが俺の着替えシーンを覗いている事に気がついていた。この時に「男性に色眼鏡をつかわれて、スケベ視線で見られる」という女性の気持ちが少し分かった気がした。気分は複雑であった。

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夕食の時に、ワインか水かジュースか聞かれた時に警戒心もあり「水」と答えた。少しシュンとした顔になり「やっぱりワイン」と答えると満面の笑みで返してくれた。俺の為に用意したと思われる新しいワインがあった。結構、可愛いおっさんである。 自分は「the body」も「きんにくおとこ」も興味が無いと夕飯後に伝えると、少し悲しそうな顔をしながら、しぶしぶ理解をしてくれた様であった。

きちんと話しておくがFELIXさんは、スケベであったが最初から最後まで紳士そのものであったのは言っておきたい。夕食後はまた俺に見せたい本があるといい今度は「有名な写真家の本」や「彼の友人がつくった作品」を見せてくれた。ワインを呑みながら、彼自身の人生哲学を沢山、沢山はなしてくれた。

彼は50歳になり本を出版して、ひとつの事に気がついたらしい。

「俺はまだ人の為に何もできてなかったと、アツシは精一杯、自分の為に人の為に一生懸命好きな事を頑張って欲しいと」

なんか、目から鱗が落ちる思い出話を聞いていた。FELIXさんは、クロサオ島や、アフリカで教育が行き届かない子供に対して芸術を教えていたりもする。その人の言葉だけに説得力はあった。 俺はこのFELIXさんとあらゆる見えない駆け引きをしながら、色んな事を学んだ気がする。

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時間も夜8時になりそろそろ帰ると伝えると、FELIXさんも「俺も今日は、色々疲れた。だが楽しかったと!」言ってくれた。FELIXさんもかなり神経を使っていた様だ。 帰り際に「アツシ、アムスに来るときは、また遊びに来て欲しい」と言われた。返事に少し間を置いた。FELIXさんもどう俺が返事するのか待っている気がした。 「俺は、また色々と教えて欲しい。また遊びにくる」と伝えた。

FELIXさんは、嬉しそうな半笑いで最後、こんな言葉を俺にかけてくれた。「アツシはまるで魚の様だ。捕まえたと思ったら、直ぐ逃げると(笑)」俺にはいつ捕まえられたのかは不明だが、なんかモテモテな姫気分を味わった1日であった。FELIXさんは、最後まで手を振っててくれた。やっぱり可愛いおっさんである。

体当たりな時間であったが、色々な事を学んだ気がする。「FELIXさんは日本に行くのも目標の一つ」だと言っていた。神社や寺を見たいと話してくれた。俺はFELIXさんに、日本を体験して欲しいと心から思った。今度は、FELIXさんの作品を写真に撮ってブログに掲載したい。日本のハートフルな皆様にFELIXさんの作品を購入して貰い、「旅費を捻出したい!」と謎の使命を授かった気がする。

なんか凄まじい体験をして、外に出た。外は8時でも明るくて映画を見終わった気分になった。帰り道に色々と考えながらフォンデルパークを歩いた。この日は天気が良く、セクシーな格好の女性が沢山いた。ついつい目で追っている自分がいて「あー、いかんなぁ」と思いながら帰途についた。

FELIXさんと俺、続編も楽しみにしてて欲しい。

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